残ったGMたちは、博士の遺体を検証する。死因はピストルによる射殺のようだ。
「皆さん、博士に致命傷を与えたピストルがこの部屋のどこかにあるはずです。探しましょう」
GMと会員たちは部屋の中を隈なく探す。しかし、どうしてもピストルが見当たらない。おかしい、どうして……。もしや誰かが持ち去ったのか……。様々な考えがGMの頭を駆け巡る。
その時、ある会員がGMに呼びかけた。
「GM。これ!」
「どうしました!? ピストルがありましたか…? こ、これは……」
部屋の一角にあったのはピストルではなく、大きな一枚の網だった。
「あ、網……? なんでこんなものがここに……。誰か漁でもするつもりなのか……」
さすがの推理力を持ったMMK会員でも、大きな網の発見は不可解な出来事だった。しかし、GMは思った。この網。使えるかもしれない。私たちはこれから間もなく巨大な敵と退治するであろう。その時、この網は何かの手助けになるのではないだろうか。
「皆さん。網を見つけたことは、私たちにとって好都合かもしれません。ここから先、きっと大きなピンチが待ち受けているでしょう、その時ここにいる皆で団結し、この網でいまこの混乱を招いている敵を捕まえましょう!」
会員たちはGMの掛け声に合わせ、網による敵の捕獲訓練を行う。
◎MMKスタッフ千石が現れる
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