相馬と残る/矢島と精鋭部隊が合流

「相馬さん! 大変なの! 大院博士が殺されました!」そう伝えに来たのは、矢島と彼女と一緒に行動していたMMK会員たちだった。
相馬たちは驚かなかった。何故なら愛子が博士のピストルを持ち、遺書を残して自殺していたことから博士はすでに亡くなっているのではないかと予想していたからだ。
矢島たちに愛子の遺書のこと、そして、いまここにいる愛子の亡骸を見せる。再び、やりきれない思いが相馬の中で沸き起こる。「どうして……愛子さん……愛子さーーん!」
そのとき、遺体が突然「相馬さん」と喋った。
驚く相馬とMMK会員たち。
亡くなったと思っていた愛子が立ち上がったのだ。どうやら愛子は気を失っていただけらしい。しかし、腹を撃たれたようなのに、なぜ生きているのか?
「とにかく、ここは危険よ。一番安全だとされている『オリオン』へ。一先ずみんな避難しましょう」
愛子に言われるまま。一同は『オリオン』へと避難する。



 ◎『オリオン』へ