「実は……」
ココミンたちが去った後、千石は自分の思いを語りだした。
自分は実はフランス外人部隊の傭兵をやっていた。自分の経験上、いまこの状況は非常に危ない。一人ひとりが自分の身をちゃんと守れるようになって置かなければならない、と。
千石は、「誰ひとり死んでほしくない。今から自分の持っている傭兵時代の技術を伝える」と言う。なんと愛に溢れた男なのだろうか。
しかしその技術とは、飛んできた銃弾を避けるという高度なものであった。千石の指示の下もと、皆は必死に練習した。これから来るであろう最も危険な事態に備えて。
◎GMのもとへ
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