シーン3 天川と行く

天川政元という山伏についていくことに決めたMMK会員たちは、天川と上手にコミュニケーションがとれるか心配だった。「みんな、いままで黙っていてごめん。俺、本当は喋れるんだ。ごめんね急に喋りだして」
MMK会員たちの心配はものの数秒で取り払われた。この天川政元という山伏はCIAの秘密工作員らしい。アメリカ政府より密命を受け、相棒のチャーリー千石(日系3世)とともにこのMMKに潜入し捜査を行っていたのだ。
その密命というのが『ロズウェル空軍基地より盗まれた超小型水素爆弾』の行方だった。天川の推理では、このホテルの何処かに仕掛けられており、日本の首都・東京を救うという。
突然話が大きくなったが、天川と千石がCIA捜査員ならばついて行って間違いはないだろう。
天川とMMK会員は、6階のとある部屋で水爆を捜索していた。すると、そこに何かのスプレー缶のようなものが。
「これは、化学兵器だ! こんなものまで仕掛けられているとは……。チャーリー! 他にもホテル中に罠があるかもしれない。キミは何人かの仲間とともに、他の部屋を捜索すると供に、危険を他のチームにも知らせてくれ」
「ラジャー!」
千石は敬礼をしてそれに

応えた。
そのとき! 『プシューー!』と、スプレー缶から毒ガスが噴出した!
天川含め、スプレー缶の近くにいたMMK会員が毒ガスにやられ、次々と倒れていく!
「チャーリー! すぐにこの部屋を出ろ! 早く脱出するんだ!」
「Oh my god !  Tenkawa! My brother〜」
「チ、チャーリー……goo……d luck……」


◎毒ガスを浴び、天川と残るはめになる

◎千石と移動