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空白の7年に終止符か 高橋あきらさん失踪事件

大阪府・東大阪市の大学生、高橋あきらさん(当時22歳)が失踪した事件から丸7年が経ち、普通失踪が成立。家族は正式に死亡届を提出することにしました。

高橋あきらさんは大学3年生だった2017年1月22日、大阪府・東大阪市の自宅を出たまま行方がわからなくなりました。
その2日後の1月24日、あきらさんの携帯電話からメール発信が確認されましたが、それを最後に足取りがわからなくなっていました。
母親ののり子さん(現在58)は事件当時、近所のボランティアや警察官と、事件の概要が書かれたチラシ入りのティッシュを配り情報を集めていましたが、有益な情報は得られませんでした。
のり子さんは取材した記者に対し、「ひとつの区切りを打つことで家族が前に進み、新しい生活が始まるよう願っています」と胸中を語ってくれました。

【高橋あきらさん失踪事件について】
7年前の冬、大阪府・東大阪市在住の高橋のり子さんの次男・あきらさんが失踪した。
あきらさんは当時22歳・大学3年生で、母と兄の3人で暮らしていた。
この年、2017年(平成29年)は、1月22日から1月23日未明にかけて低気圧の接近と上空の寒気の影響により大雪となった。
そのため、近畿地方一帯では人的被害が発生したほか、鉄道の運休、道路の通行止め、停電等、ライフラインにも大きな影響が生じた。
1月22日、のり子さんとあきらさんは些細なことで口論になり、あきらさんが家を飛び出し、そのまま帰ってこなかった。
大雪のため、家族は捜索を断念。翌23日になってもあきらさんが帰宅しなかったため、警察に捜索願いを出した。
また、当時あきらさんと交際していた大学の同級生Kさんは、その日あきらさんと会う約束をしていたものの、天候を理由に会うのを断っている。

【当時の取材によるあきらさん失踪事件の概要】
▼2017年1月
◎1/22 兄は早朝より出勤。あきらさんは夕方から交際相手のKさんと会う約束をしていたが、大雪の予報で約束がなくなり自宅にいた。
◎同日 15:00頃:あきらさんは駅前のスーパーを訪れ、清涼飲料水を買う(近所での最後の目撃証言)。
◎同日 16:00頃:大雪予報のためいつもより早く兄が帰宅。
◎同日 17:00頃:買い物に出ていた母親が帰宅。口論の末、あきらさんが「こんな家もう出ていってやるよ」と家を飛び出す。
自室にいた兄と隣家の住人から、この様子を聞いたとの証言が得られている。兄が自室を出て様子を見に行ったときには、すでにあきらさんは家を飛び出したあとだったとのこと。
◎同日 夕方より降り始めた雪が記録的な大雪となる。交通機関もストップし始め、家族は遅くなっても帰宅しないあきらさんを心配するも、悪天候のため捜索できず。
◎1/23 警察に捜索願を出す。
◎1/24 あきらさんの携帯電話から自殺を仄めかすメールが母親とKさんに送られてくる。
※警察の捜査により、そのメールが発信された場所は京都府宇治市・天ヶ瀬ダム付近であると判明。辺り一体を捜索したものの手がかりは見つからず、そこで足取りが途絶える。


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