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世田谷轢き逃げ事件(2015年12月)

「小野寺美容外科クリニック元・院長轢き逃げ事件(通称:世田谷ひき逃げ事件)」

 

2015年12月、東京都世田谷区にある小野寺美容外科クリニック前の路上で、同病院の当時院長であった小野寺尊(おのでらたける)氏(65)が何者かに轢き逃げされ死亡した事件で、世田谷南北署は自動車運転処罰法違反(過失致死)と道路交通法違反(轢き逃げ)の両方から捜査していると発表した。

同署によると、事故は12月6日午後22時15分ごろ、小野寺美容外科クリニック正面玄関から200メートルほどの路上で発生。

第一発見者である小野寺氏の長女しのぶさん(当時:副院長)によると、尊さんは同日19時、仕事を終え会合のため外出。21時30分頃再びクリニックに戻った際「お酒を飲んだので車を置いて帰る」と言って外に出た。直後、急ブレーキと衝突音が聞こえたためしのぶさんが外へ出たところ、尊さんが倒れているのを発見、通報した。

到着した救急隊員によると、すでに尊氏は心肺停止していた。

世田谷南北署により、轢過損傷などからみて轢き逃げ事件と断定された。死因は事故による内臓破裂。

しのぶさんは、尊氏が倒れているのを発見したときに走り去る車を目撃している。しかし、車はグレーの乗用車であることしか確認できなかったという。

事故の2日後の12月8日、奥多摩の山中で乗り捨てられている当該車両を発見。痕跡などから尊氏を撥ねた車だと断定された。

しかし、この車両は轢き逃げ事故の前日に盗まれ盗難届が出されていた。尊氏を撥ねて逃亡した犯人は、まだ捕まっていない。

世田谷南北署は、目撃情報を広く求めるとともに、犯人特定を急ぐも、現在もまだ捕まっていない。

 

■小野寺美容外科クリニックHP

 

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